元仏代表MFヴィエラがニース新監督に就任 母国凱旋に胸中告白「難しい決定だった」
MLSニューヨーク・シティとの契約満了を機にフランスへ「NYを離れるのは…」
米MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCを退団した元フランス代表MFパトリック・ヴィエラ監督が、フランス1部ニースの指揮官に就任することがクラブ公式サイトで発表された。ペップ・グアルディオラ監督やアーセン・ベンゲル監督の後継者とも目された男が来季から母国で指揮を執る。
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ヴィエラ監督は現役時代にアーセナルでキャプテンも務め、2003-04シーズンの無敗優勝などを経験。セリエAのインテルやユベントスでも活躍した。
2011年にマンチェスター・シティの下部組織で指導者デビューを果たし、2016年から姉妹クラブのニューヨーク・シティで初めてトップチームを率いていた。
英紙「マンチェスター・イブニングニュース」ではシティ・フットボール・グループのつながりということもあって、ヴィエラ監督は将来的にマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督の後継者の有力候補と報じられていた。また、古巣アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が退任するため、やはりその際もヴィエラ監督の名前が後任として挙がるなど、指導者としての手腕も大きな期待を集めている。
ニューヨーク・シティとの契約は今季限りで満了を迎えており、新天地として選んだのがルシアン・ファヴレ監督がドルトムントへ去るニースだった。母国フランスでの初の指揮となるが、ロンドンの地元紙「ロンドン・イブニングスタンダード」は「アーセナルのレジェンド、パトリック・ヴィエラがニースのヘッドコーチに任命された」と報じた。
また英公共放送「BBC」によれば、アシスタントコーチのクリスティアン・ラッタンツィオ氏、パフォーマンスコーチのクリスティアン・ウィルソン氏、フィジカルパフォーマンスコーチのマット・クック氏というニューヨーク・シティでのスタッフとともに、フランスへ渡るという。
41歳のヴィエラ監督は「ニューヨークを離れるのは僕や家族にとっても本当に難しい決定だった。気軽に引き受けられるものではなかった」と苦渋の決断だったと明かしている。欧州で率いる初のトップチームでどのような結果を残すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)