香川真司の“トップ下起用”を英メディアが推奨 データが裏付ける「重要な安定感」

香川の“トップ下起用”を英メディアが推奨している【写真:Getty Images】
香川の“トップ下起用”を英メディアが推奨している【写真:Getty Images】

攻撃時の落ち着きと成功率87.5%のパス精度は不可欠と分析

 ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕を目前に控え、英サッカーデータサイト「Whoscored.com」デジタルマガジン版は出場全32カ国の展望を実施。日本代表では2大会連続で10番を背負うMF香川真司(ドルトムント)が、トップ下で出場すべき選手と紹介されている。

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 特集では、日本の予想布陣と香川の起用プランについて言及。フォーメーションは中盤を三角形にした4-3-3で、最終ラインは右からDF酒井宏樹(マルセイユ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、槙野智章(浦和レッズ)、長友佑都(ガラタサライ)と不動のメンバーが名を連ねる。中盤は長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(セレッソ大阪)と本職のボランチに置き、トップ下には香川を置いた。

 前線は、1トップに大迫勇也(ブレーメン)、左に原口元気(デュッセルドルフ)、そして右に本田圭佑(パチューカ)が入った。GKは川島永嗣(メス)を選んだが、若手の中村航輔(柏レイソル)が「重圧を掛け続けることになる」と、土壇場での世代交代の可能性を示唆している。

 そして、香川については「依然として日本で最も才能あるプレーヤーとして君臨している。彼の攻撃時の落ち着きは、サイドでは発揮されにくいが、極めて重要な安定感をもたらすことだろう。彼の昨季のパス成功率は87.5%だ」と、世界と戦う上では不可欠だと太鼓判を押した。

 香川は西野新体制となって2試合連続でベンチスタート。指揮官も本大会に向けて、いまだ最適解を探っているという。先発起用が濃厚な12日のパラグアイ戦でアピールに成功すれば、ロシアW杯ではトップ下に入った日本の背番号「10」を見られるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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