スカウト部長リトバルスキーがハメスを分析 バイエルン移籍に見る“二大進化”とは?
「今のハメスはハードワークを惜しまない」
レアルでは元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドという「BBC」トリオに加え、スペイン代表MFイスコらポジションを争うライバルが前線にひしめいていた。UEFAチャンピオンズリーグ決勝など大舞台などで定期的な出場機会を手にできず、フィジカルレベルは低下していたという。
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バイエルンでも今季開幕直後には出番を手にできなかったが、中盤戦からパフォーマンスが一気に高まった。体のキレを取り戻すとともに、移籍はプレースタイルにも変化をもたらした。
「以前は典型的な10番で、チャンスメーカーの色合いが強かった。それが、今季はチームがボールを失った時に、ボール奪取も必死にするようになった。今のハメスはハードワークを惜しみません。それが大きな向上です」
インターセプトやボールロストの場面で必死に帰陣し、奪い返そうとする。華麗なレフティーはレパートリーに泥臭さも加えたとリトバルスキー氏は分析している。
「フィジカル向上」と「ハードワーク」という二つ進化を果たしたハメス。日本代表にとっては最大の障壁として立ちはだかることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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