世界一奪還へ盤石 スペイン代表、EURO2016後に圧巻の無敗でロシアW杯に突入
チュニジア戦に1-0で勝利し、ロペテギ体制で20戦無敗をマーク
ロシア・ワールドカップ(W杯)の優勝候補の一角であるスペイン代表は、現地時間9日に行われたチュニジア戦で1-0の勝利を飾り、本大会に照準を絞っている。順調な調整ぶりが現れている数字を、現地紙「マルカ」が報じている。
チュニジア戦は持ち前のポゼッションで相手を圧倒しながらスコアを動かせない時間帯が続いたものの、後半39分にFWイアゴ・アスパスが決勝ゴールをゲット。今季、セルタでリーグ戦22ゴールを挙げたエース候補が結果を残したのは大きな収穫となった。
スペインは4年前の前回大会では、連覇を目指す優勝候補として勇躍ブラジルに乗り込んだがオランダとチリのハイプレス&カウンターの前に撃沈してグループリーグ敗退。2016年の欧州選手権でも決勝トーナメント1回戦でイタリア相手に0-2で敗戦し、ビセンテ・デル・ボスケ前監督とともに落日の時を迎えたかに見えた。
しかし、ここからチームを立て直したのが欧州選手権後に就任したフレン・ロペテギ監督だった。W杯予選を含めて就任後、14勝6分けと20試合連続不敗の記録を樹立。全ての試合でゴールを奪うという抜群の安定感を発揮し、今年3月のアルゼンチン戦では6-1の大勝も挙げた。
この結果を受けて記事でも、「ロペテギはEURO2016での失望以降の20試合を担当し、過渡期にあったラ・ロハ(スペイン代表の愛称)を導いている」と立て直した手腕を称賛している。
そのスペインは現地時間15日、W杯グループリーグ初戦でポルトガルと激突する。FWクリスティアーノ・ロナウド擁する欧州王者といきなり対戦するタフな日程だが、8年ぶりの栄冠奪回へこれまでの強さを見せたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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