W杯出場32カ国の「自国リーグ所属選手の占有率」 日本のH組で最も高いのは?

W杯出場32カ国の「自国リーグ所属選手の占有率」において、H組で最も高いのは?【写真:AP&Getty Images】
W杯出場32カ国の「自国リーグ所属選手の占有率」において、H組で最も高いのは?【写真:AP&Getty Images】

イングランドが自国リーグ率100%の「純国産」 日本は35%で「輸出国」の一つに…

 ロシア・ワールドカップ(W杯)は32カ国、全736人が出場する。そのなかで自国リーグから代表チームに数多くの選手を送り込んでいるのはどの国か。各国代表の「自国リーグ占有率」を探ってみた。

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 唯一100%の“純国産”は、イングランド代表だ。エースで主将のFWハリー・ケインを筆頭に、全23人が国内でプレーしている。指揮を執るギャレス・サウスゲイト監督も同国出身で、まさに「オール・イングランド」と呼んで差し支えない陣容で大会に臨む。

 続いて割合が高いのは、23人中21人の開催国ロシアとサウジアラビア(91%)。主要国では、17人(74%)のスペインと15人(65%)のドイツも過半数を記録し、そして12人(52%)の韓国までの6チームが50%以上の選手を自国リーグから送り出している。

 一方で、セネガルとスウェーデンの2チームは、自国でプレーする選手はゼロ。全ての選手が他国でプレーして実力をつけ、このW杯で母国の旗の下に集結するという構図が鮮明になっている。

 日本は8人(35%)がJリーグ所属選手で、全体の中では平均的な数字になっている。一方で、グループリーグ対戦国ではポーランドが4人、コロンビアが3人で、セネガルを含めて日本が最多。グループHは、選手の「輸出国」による争いと言えそうだ。

 また、全選手の所属リーグを見ると、イングランドが124人、スペインが81人、ドイツが67人、イタリアが58人、フランスが49人。イタリアは60年ぶりにW杯出場を逃したが、この人数を見れば少なくとも「欧州5大リーグ」という呼び方に納得がいくものだ。

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