“リトル・モーツァルト”が引退試合で最後の“演奏” ファンも感動「オンリーワンだ」

トーマス・ロシツキーが現地時間9日にプラハで引退試合を行い、ピッチで最後のシンフォニーを奏でた【写真:Getty Images】
トーマス・ロシツキーが現地時間9日にプラハで引退試合を行い、ピッチで最後のシンフォニーを奏でた【写真:Getty Images】

ロシツキーが愛息とともに引退試合を盛り上げる

 “リトル・モーツァルト”の愛称で知られる元チェコ代表MFトーマス・ロシツキーが現地時間9日にプラハで引退試合を行い、ピッチで最後のシンフォニーを奏でた。愛する息子がゴールを決めるシーンなど思い出深いイベントを終え、「とても感動的で偉大な機会だった」と語った。

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 試合にはオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー(フェイエノールト)やスペイン代表MFセスク・ファブレガス(チェルシー)などアーセナル時代のチームメイトをはじめ、ドルトムント、スパルタ・プラハの選手などロシツキーにゆかりのある選手が集まった。

 雨の中で行われたゲームでは、ロシツキーの愛息や父親も「ROSICKY 10」のユニフォームを着てピッチに登場する場面もあった。試合終盤にはロシツキーがゴール前までドリブルで運んだボールを息子が蹴り込んでゴール。ピッチ脇で試合を見ていた奥さんと3人でゴールを喜ぶ微笑ましいシーンもあった。

 アーセナル公式ツイッターは試合後、「リトル・モーツァルトがプラハでの最後のシンフォニー後に語った」とロシツキーのコメントを動画で伝えている。

「とても感動的で偉大な機会だったよ。ここに来てプレーしてくれた人、僕と一緒にいてくれた人たち全てと分かち合いたい。僕にとって特別な瞬間を与えてくれたみんなに感謝しなければいけないね」

 同投稿の返信欄には「あなたのプレースタイルを愛している」、「僕の人生に最高にハッピーな瞬間をもたらしてくれてありがとう」、「グーナー(アーセナルファンの愛称)にとってのレジェンド」、「オンリーワンだ」などとファンからの称賛のコメントが並んだ。

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