リバプール、フランス代表“77億円FW”獲得が急転破談 「衝撃的な形」と英紙も驚き
フェキル移籍合意間近と報じられながら、リヨンが交渉打ち切りを宣言
リヨンのフランス代表FWナビル・フェキルは、総額6000万ユーロ(約77億円)でのリバプール移籍が合意間近となっていたが、一転して交渉破談となった。現地時間9日に所属元のリヨンが公式サイトで交渉打ち切りを発表し、チームキャプテンの残留を宣言した。
英公共放送「BBC」によれば、両クラブの間では移籍金5500万ユーロ(約71億円)にボーナス500万ユーロ(約6億円)を加えた合計6000万ユーロ(約77億円)の取引で交渉が進められていたという。合意間近とも報じられていたが、最終的には折り合いがつかなかったようだ。
リヨン公式サイトではリバプールが移籍先の有力候補だったと認めたうえで、交渉は途中で打ち切りになったと発表した。「フェキルはOL(オリンピック・リヨン)に残る」と主将の残留が宣言されている。
2017-18シーズンはリーグ・アンで30試合18得点を決めるなどチームを牽引し、フランス代表としてロシアW杯にも出場するフェキル。新シーズンもリヨンの主軸としてプレーすることになる。
リバプールの地元紙である「リバプール・エコー」は、「リヨンは衝撃的な形でリバプールとの交渉を終えた」と驚きを持ってこのニュースを報じている。24歳のフェキルはユルゲン・クロップ監督が今夏の主要ターゲットの一人と定めていただけに、落胆も大きいだろう。今後はすでに噂に出ているストークのスイス代表MFジェルダン・シャキリ獲得など、方向転換を強いられることになりそうだ。
page1 page2