C・ロナウドも太鼓判 新鋭ラッシュフォードの“切れる”エラシコが話題「魔法を使った」
コスタリカ代表DFを手玉に取る華麗な足技を披露
イングランド代表は、6大会連続15回目のワールドカップ(W杯)出場となるロシア大会で、1966年以来となる世界一の座を目指す。目前に迫った本大会に向けて目下絶好調なのが、20歳のFWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)だ。現地時間7日のコスタリカ戦(2-0)では鮮やかなドライブシュートだけでなく、相手を翻弄するエラシコを披露するなど、大舞台での飛躍に期待を抱かせている。
コスタリカ戦の前半13分、ラッシュフォードは右サイドでボールを受けると、すぐさまゴールに正対して右足を一閃。約20メートルの位置からゴール前で急激に落ちるミドルシュートを突き刺し、世界トップクラスの相手守護神ケイラー・ナバス(レアル・マドリード)からゴールを奪った。
英紙「ザ・サン」が「衝撃的なストライク」と報じるなど、世界の注目を集めるゴラッソとなったが、その5分前には足技でも魅せていた。左サイドのコーナー付近でボールを持ったラッシュフォードは、コスタリカ代表DFケンダル・ワストンと対峙。右足アウトサイドで前に持ち出して間合いを詰めると、右足アウトサイドで右に出す素振りを見せながら、すぐさま右足インサイドで方向転換する“エラシコ”で見事に相手を置き去りにし、ペナルティーエリア内に入り込んだ。
コスタリカの選手のカバーに遭い、コーナーキックとなったものの、ラッシュフォードの切れ味鋭いテクニックに、イングランドサッカー協会公式インスタグラムは「オー、マーカス・ラッシュフォード」と“言わざる”の絵文字付きで動画を投稿。コメント欄には、「マンチェスター・ユナイテッドの傑作」「なんてムーブだ」「彼は魔法を使った」「無限の可能性を秘めている」と称賛が並んだ。また、衛星放送「FOXスポーツ」イタリア版も、「ラッシュフォードがコスタリカ戦の主役:エラシコと20mミドル!」と報じた。
英紙「デイリー・メール」は、元マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、「ラッシュフォードは世界でベストプレーヤーの一人になるだろう」と、その将来性に太鼓判を押していることを紹介している。20歳の新鋭は、自身初の大舞台でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。