韓国メディアが西野Jの“日本らしさの欠如”を指摘 「苦しい競技力」「自滅した」
韓国メディアは“パスサッカー”が復活すると予想していたが…
西野監督に代わったことで、本田圭佑や香川真司、岡崎慎司ら経験豊富なベテラン選手が主力に固定され、バヒド・ハリルホジッチ前監督が強調していた縦への攻撃の意識や球際で勝負するよりも、ショートパスを多用してゴールに迫る“パスサッカー”が復活すると思われていた。
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これまで韓国代表も日本の“つなぐサッカー”に何度も苦しめられており、それが日本サッカーの特長だという認識が強くある。
だが総合ニュースサイト「OSEN」は、「形になった攻撃展開はまったく見られず、基本的なパスプレーもできていなかった印象で、自滅した」と、日本が自らの特長であるはずのスタイルを確立できていないと強調している。
多くの韓国メディアは、「西野ジャパンになってから未勝利」という部分にも触れており、「スポーツソウル」は「12日のパラグアイ戦がロシア・ワールドカップ前の最後のAマッチになるが、“西野号”が希望を与える最後のチャンスになる。ここで負けるようなことがあれば、ワールドカップに向けた日本の希望の灯はさらに小さくなるだろう。日本にとっては重要な一戦だ」と伝えている。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。