韓国メディアが西野Jの“日本らしさの欠如”を指摘 「苦しい競技力」「自滅した」
スイスに0-2と敗れ、西野監督の就任から2連敗
日本代表は現地時間8日に行われた国際親善試合で、スイス代表にアウェーで0-2と敗れた。西野朗監督の就任以降、ガーナ戦に続いての2連敗を韓国メディアも大きく報じている。
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スポーツ専門サイト「スポータルコリア」は、「日本はスイスを相手にテストすると言っていたが、本田圭佑、長友佑都、槙野智章などを先発で使い、スイスに対等に渡り合おうとした。しかし時間が経つにつれて、スイスに主導権を握られた。前半41分にPKを与え、後半37分にも追加点を許した」と報じ、新鮮味と打開策のなさを嘆いていた。
スポーツ・芸能ニュースサイト「ジョイニュース24」も、「“苦しい競技力”、スイスに力発揮できず完敗」との見出しで、「特有のパスサッカーはどこかに消え去り、むしろスイスが主導権を握った。後半28分のGK川島永嗣のパスミスで、シャキリにあわや得点を許しそうなシーンもあった」とし、日本の守備の不安定さを露呈したと伝えた。
韓国メディアが共通して伝えているもの――それはピッチ上のサッカーから、“日本らしさ”がまったく出ていないという点だ。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。