ラポルタ氏がバルサ会長選立候補 3冠やロナウジーニョ獲得に成功

03年から10年までバルサ会長を務めたラポルタ氏

 ジョアン・ラポルタ氏がバルセロナの次期会長選挙への立候補を正式に表明した。2003年から10年までの7年間、バルサの会長を務めた経験のある同氏は「Youtube」の動画を通じて立候補を明言した。スペイン地元紙「スポルト」などが伝えている。

 ラポルタ氏は在任中にクラブで一時代を築いた元ブラジル代表MFロナウジーニョの獲得に成功。さらには2009年の3冠達成を含めリーガ4度、欧州チャンピオンズリーグ2度の優勝など、2000年代のバルサ黄金期を支えた。

 ラポルタ氏は出馬に際し、「みんな知っている通り、私はクラブをみんなのもとに返すためバルサの会長選に出馬する。クラブを率いる準備はできている。以前より経験を積んだ。多くの人が知っているように、私には欠点もあるよ。だが、私は信念を持ち続けている」と意気込みを語っている。

 さらに「私にとってバルサは“クラブ以上の存在(mes que un club=バルサのスローガン)”。これは(ヨハン・)クライフ氏、ラ・マシア(下部組織)、ユニセフに基づいたモデルで、私はこのモデルを守っていく」と続けた。

 今季再び3冠を達成したバルセロナの次期会長選は7月18日に行われる。現在までに現職のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏、ジョルディ・マホ氏、トニ・フレイシャ氏、アグスティ・ベネディト氏、ジョルディ・ファレ氏の5名が立候補を表明しており、ラポルタ前会長で6人目となっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング