「変化がないと崩れない」 西野監督、新体制2連敗に攻撃のアイデアと精度を要求
ガーナ戦に続いてノーゴールで敗戦 「形はできているが…」
日本代表は現地時間8日、スイス代表と親善試合を行い、0-2で完敗を喫した。西野体制発足後2連敗となったが、指揮官は試合後のフラッシュインタビューで「変化がないと崩れない」と攻撃のバリエーション増加の必要性を説いた。
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4-2-3-1システムを採用した日本は前半40分、FW大迫勇也が腰を痛めてFW武藤嘉紀と途中交代となるアクシデントに見舞われた。さらにその直後には、右サイドを崩されると、DF吉田麻也がPKを献上。これをスイスのDFリカルド・ロドリゲスに決められ、1点ビハインドで前半を終えた。
後半10分にMF乾貴士、同31分にはMF香川真司と攻撃のカードを切るも流れは変えられず。逆に後半37分、中盤でのボールロストから左右に揺さぶられ、最後はスイスFWハリス・セフェロヴィッチに追加点を許して0-2で完敗した。
西野朗監督は試合後のフラッシュインタビューで、「形はできている」「(アタッキング)サードまでは侵入できていると思う」と一定の評価を与えつつも、「スイスもセンターは非常に強いので、何か変化がないと崩れない」と攻撃にバリエーションが必要だと説いた。
「切り替えは非常に良かったと思います。攻撃から守備にかかる、ハイプレスをかけてボールを奪う守備は良かった。ビルドアップも良かった。ガーナ戦と同じく決定力に尽きると思います」
スイス戦では交代枠6つのうち、5つまでの使用にとどまった。西野監督は「バックアップの選手の充実も大事なので、パラグアイ戦は今日のバックアップが先発すると思います」と12日のパラグアイ戦では、スイス戦のベンチスタート組を中心に起用することを明言。19日のロシア・ワールドカップ初戦のコロンビア戦に向けて確かな手応えをつかむことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)