バルサの新強化担当にアビダル氏就任 最初の“ミッション”は同胞グリーズマンの獲得
今夏のトップターゲットと言われるフランス代表FW獲得の交渉を優位に進められるか
バルセロナは強化担当を務めていたロベルト・フェルナンデス氏が今月限りで退任することが決定。クラブOBの元フランス代表DFエリック・アビダル氏が後任に就く。クラブでの最初の仕事は、同胞FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)の獲得だと早くもその手腕に期待が懸けられている。
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アビダルは2007年にリヨンからバルサに加入し、2013年までプレー。その間リーグ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回とタイトル獲得に貢献。11年には肝臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を受けてリハビリの末に復帰するなど病気を抱えながらも第一線でのプレーを続けた。
そして、2014年にオリンピアコスで現役を引退。その後、バルサでアンバサダーなども務めていた。バルセロナ公式ツイッター日本語版はアビダル氏のフロント入り就任を受け、「不屈の闘志を持つ元選手がバルサ復帰」と伝えた。
スペイン紙「スポルト」は、「アビダルのスポーツディレクターとしての最初の目標は同胞グリーズマンとの契約に近づけること」と報じた。ライバルクラブのエースであるグリーズマンは現在、バルサのトップターゲットとも言われているなかで、同じフランス人のアビダル氏の存在が交渉を優位に進める材料になることを期待されている。
38歳と若く、現役選手とも親しい関係にあるアビダル氏は選手サイドとフロントの間を取り持つ重要な存在になるだろうとも指摘されている。就任のお披露目は18日の予定だが、アビダル氏の存在はグリーズマンの去就にどのような影響を及ぼすだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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