「初戦に備えてコンディション、メンタル、モチベーションを上げていきたい。そういう意味では、日本のサポーターが応援してくれるのは嬉しい。これからが大事。１週間あるんで、十分な時間がある。そこで修正していければ。もう、初戦に向けて集中している。目の前の試合に向けてやっていくだけ」

　香川は、決然とそう語った。この日の1 時間半の練習では、グラウンド4分の3程度の広さで紅白戦を行った。メンバーはシャッフル気味だったが、香川は主力組で調整を進めた。ビブスなし組はGK川島、DF酒井宏、吉田、今野、長友、MF山口、遠藤、斉藤、本田、香川、FW柿谷というメンバーで連係を確かめた。

　前回、南アフリカワールドカップではバックアップメンバーとして期間中練習パートナーを務めた。しかし、今回は押しも押されぬ日本代表の背番号「10」へと成長を遂げた。サッカーの本場で強烈なインパクトを残すための準備を着実に進めていく。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

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