MF長谷部誠は、蚊の危険性についてこう語った。

「虫除けスプレーをしています。（肌が）見えるところには塗っていますね」

　ブラジルの蚊のもたらす危険性とは一体何なのか。それは蚊によって伝染のリスクのあるデング熱だ。

　デング熱は、デングウイルスによるネッタイシマ蚊の媒介で発症する。潜伏期間は3日から2週間で突如、高熱や頭痛が続く。デング出血熱という重症型の感染時には出血やショック状態という命に関わるリスクもあるために、在ブラジル日本大使館も注意喚起を呼びかけている。

　日本代表選手にも虫除けスプレーの使用を義務づけられている。「（蚊は）刺されたら刺されたときで、気にせずにやりたい」とMF遠藤は意に関せずといった姿勢だったが、危険な一刺しには注意が必要だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

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