C・ロナウド去就騒動にイスコが言及 「彼は多くのものを与えてくれる」と残留願う
エースを取り巻く状況は「ジズーと似ている」
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、5月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝後に退団を示唆するコメントをしてサッカー界を騒がせている。同クラブでは通算438試合に出場し、450得点を記録したエースの去就に注目が集まるなか、同僚のスペイン代表MFイスコが残留を願ったと英紙「サンデー・エクスプレス」が報じている。
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ロナウドとレアルは現在、契約面の交渉を行っているとされているが、ロナウドはバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールと同じくらいの給料を要求していると報じられている。もっともポルトガル代表のエースとしてロシア・ワールドカップ(W杯)に臨むため、去就については少なくとも来月までアップデートされることはないと予想されている。
そうしたなか、ロシアW杯に向けてスペイン代表で調整中のイスコが、メディア・デーでロナウドの状況は「ジズー(ジネディーヌ・ジダン氏の愛称)と似ている」と、口を開いた。
古巣マンチェスター・ユナイテッドやPSGがロナウド獲得を狙っているとされていることに、イスコは「残るか、残らないか。これはクリスティアーノが決断しなければならないことだ」と話し、CL優勝を置き土産に自ら今季限りでの退任を決めたジダン監督の状況に似ているとコメント。しかし、あくまでロナウド次第としながらも、イスコ自身は「残ってほしい。彼は我々に多くのものを与えてくれるからだ」と、残留を願っていると明かした。
また、レアルをCL3連覇へ導いた直後のジダン監督の退団については、ロッカールームでそのニュースを知ったと話し、「ジダン監督には本当に驚いた。誰も予測していなかったこと」としながらも、「突然だったが、彼は自ら決断したことで、3回のCL制覇へ導いてくれたことを心から誇りに思う。今度はクラブが誰を迎えるかを決断する番だ」と述べていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)