メッシが告白「“最高の選手”と考えたことはない」 謙虚な姿勢で狙う初のW杯制覇
栄光に彩られたキャリアだが、A代表ではタイトルに一歩届かず
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)が、サッカー界のナンバーワンプレーヤーであることは世界中の誰もが認めるところだろう。しかしメッシ自身は、そのように考えていない模様だ。雑誌「ペーパーマガジン」のインタビューに応じたメッシは、開幕が迫るロシア・ワールドカップ(W杯)への想いなどを口にしている。
今年の6月26日で31歳となるメッシは、数多くの栄光に彩られてきた。下部組織から所属するバルサでは計32のチームタイトルをつかみ取った。個人レベルでも5度のバロンドールを受賞するなど、その実績はサッカー界で永久に語り継がれるレベルだ。それでもメッシ自身は、このように話している。
「僕自身、“最高の選手なんだ”と考えたことはないよ。ただの一選手であって、ピッチに立ち、試合が始まれば僕らはすべて一緒なんだと考えている」
複数人のマーカーを置き去りにするドリブル突破に正確無比な決定力を有していても、謙虚な姿勢は変わらない。そんなメッシだが、クラブでの栄光から一転して代表レベルではあと一歩のところで涙をのみ続けている。2008年の北京五輪でこそ金メダルを獲得したものの、フル代表ではことごとくタイトルを逃し続けている。その過去があるからこそ、チームの現状認識についてこう分析している。
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