浦和がYS横浜を3-0で破り天皇杯3回戦進出 主力起用もJ3勢に苦戦、4バックにも課題残す
前半には長澤が負傷退場、山田は浦和復帰後初ゴール
浦和レッズが低調な内容ながらJ3のY.S.C.C.横浜を下し、天皇杯3回戦に駒を進めた。6日に各地で行われた2回戦で、浦和駒場スタジアムでの一戦は浦和が3-0で勝利を収めた。
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浦和は2日のルヴァン杯プレーオフステージでヴァンフォーレ甲府に0-2の敗戦を喫してから中3日のゲームだったが、スタメンの変更は一人のみとフルメンバーでこの一戦に臨んだ。しかし、浦和にアクシデントが起きてしまった。前半15分、相手陣内のペナルティーエリアまで進出したMF長澤和輝が相手との競り合いで負傷。プレー続行不可能となって担架で運び出され、MF山田直輝との交代になった。
オズワルド・オリヴェイラ監督が4バックを導入して2試合目となる浦和だが、攻撃面では単調で効果的なプレーが見られなかった。それでも同34分、右サイドからDF菊池大介が入れたクロスがMFマルティノスの頭に当たってコースが変わり、相手DFに当たってオウンゴールになるラッキーな形で先制した。
さらに前半アディショナルタイム、MF武藤雄樹のクロスをFW興梠慎三がヘディングで合わせ、相手GKがセーブして弾いたボールがDFのハンドになりPKが与えられた。これを興梠が決め、2-0で前半を終えた。
後半に入っても浦和はボールを持ちながらも決定機を作り出すことがほとんどない試合になった。カウンターだけでなく、最終ラインからつながれて自陣まで侵入される場面も少なくなかったが、最終的にはなんとか失点ゼロでゲームを進めた。そして後半45分、武藤のシュートのこぼれ球を逆サイドにいた山田が押し込み、3-0で勝利した。今季、湘南ベルマーレへ3年間の期限付き移籍から復帰した山田は、これが浦和復帰後の初ゴールになった。
2日と9日のルヴァン杯プレーオフステージとの連戦になるなかでも主力を投入した浦和だったが、J3のチームを相手に力の差を見せる内容とは言い難いものだった。オリヴェイラ監督は中断期間にトレーニングキャンプを行い、戦術の徹底を図ることを宣言しているが、残された課題は山積みと言える状況になっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)