ポーランド代表の主力DFグリク、練習で肩を負傷 W杯出場は絶望的か
全治は最長6週間と現地メディアが報道
ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表が所属するグループHで、FIFAランキング最上位の10位につけているポーランド。絶対的エースFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)らを擁し抜群の攻撃力を誇っているが、大会前のトレーニングで守備の要が肩を負傷し、大会出場が絶望的になったと、ポーランド地元メディア「Sportowe Fakty」が報じている。
代表離脱が濃厚となったのは、DFカミル・グリク。リーグ・アンの強豪ASモナコに所属する30歳のグリクは、レアル・マドリードの下部組織に所属経験があるなど国内で長年期待され続けた存在で、今シーズンのリーグ戦では36試合に先発出場するなど主力としての地位を確保。ポーランド代表でも最終ラインの軸となるセンターバックと見られていた。
しかし現地時間4日に行われたポーランド代表のトレーニング終了間際に肩を負傷。練習場からそのまま病院へと直行する事態となった。同メディアによると「カミル・グリクの状況は悪い。関節を安定させる部分に完全な損傷があり、長期間の治療が必要となる。最長の帰還となるのは6週間だ」との関係者のコメントが掲載されている。
ポーランドは現地時間8日にチリ、同12日にリトアニアと国際親善試合を行ない、ロシアW杯へと乗り込むスケジュールとなっている。しかし最終ラインを束ねるグリクが負傷離脱となると、決勝トーナメント進出を目指すヨーロッパの雄にとって大きなダメージとなり得る。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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