「プレーで還元したい」 FC東京チャン・ヒョンス、“主将”の肩書と歩む初優勝への道
「長谷川監督を信じて進むことで、良い結果、順位につながった」
それぞれのピースがはまり始めたのは、第5節のガンバ大阪戦(3-2)からだ。快足ウインガーのFW永井謙佑を最前線に置き、パワーとスピードを兼備したFWディエゴ・オリヴェイラと2トップを形成。相性抜群の二人は対戦相手の守備陣に容赦なく襲い掛かった。
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ディエゴ・オリヴェイラは前半戦で得点ランキング2位の9得点、永井も3試合連続弾を含む4得点をマーク。チームも第4節湘南ベルマーレ戦(1-0)以降の12試合で20ゴールを挙げた。チャン・ヒョンスも、ディエゴ・オリヴェイラと永井のパフォーマンスには脱帽する。
「今年のJリーグの中で、一番と言っていいほどの2トップだと思います。二人ともスピードがあって、得点能力も優れている。『ストライカー』というフレーズが彼らにはぴったりですが、サッカーは頭も使わなければいけないので、よく考えながらプレーしているなと思います」
チャン・ヒョンスは、キャプテンとしてピッチ内外で選手とのコミュニケーションを心がけている。なかでも、センターバックでコンビを組むDF森重真人とはプレースタイルの共通点も相まって、チームをいかに機能させるかを頻繁にすり合わせているという。
「森重選手は体のぶつけ方、当たりにいく強さ、ファイトする部分で自分と似ていますし、お互いにボールを操るのも好きです。彼とはどうやってチームを勝たせるか、どうすればよりスムーズに機能するかをよく話します。試合中にも攻撃の選手には要求しますし、例えば永井選手も守備陣に対して『もう少しラインを上げてほしい』と言ってくれる。長谷川監督を信じて進むことで、良い結果、順位につながったと思います」