ハリルホジッチ氏がナントの次期監督候補に浮上 仏紙言及「反応は極めてポジティブ」
ラニエリ監督の退任が決まったナントのキタ会長がハリル氏とコンタクトしている模様
日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が、自宅のあるフランスで次なる職に就くかもしれない。クラウディオ・ラニエリ監督の退任が決まり、後任探しを進めているフランス1部のナントが招聘を試みているという。フランス紙「Le 10 Sport」などが報じている。
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ハリルホジッチ氏は2015年3月に日本代表監督に就任。世界基準を目指し、デュエルと縦に速いサッカーの植え付けを進めた。昨年8月のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(2-0)で6大会連続の本戦出場を決めたが、昨年11月と今年3月の欧州遠征では1勝もできず。通算21勝9分8敗(PK戦は引き分け扱い)の成績を残しながら、選手とのコミュニケーション不足を理由に、4月7日付で代表監督を解任されていた。
そんななか、現役時代にプレーしたフランスから白羽の矢が立った。フランス紙「Le 10 Sport」は、「ナント、ハリルホジッチ体制へ?」と見出しを打って特集。5月17日にラニエリ監督の退任を発表したナントが接触しているとし、「ヴォルデマール・キタ会長はすでにハリルホジッチとコンタクトを取っており、提案に感謝していたという。まだ合意という段階までは到達していないが、その反応は極めてポジティブなものだったようだ」と報じている。
また、フランス紙「Presse-Ocean」は、次期指揮官はポルトガル1部リオ・アヴェのミゲル・カルドーゾ監督が筆頭だとしながらも、「新たに有力とされているのが、ハリルホジッチだ。現役時代に1981年から1986年までナントに在籍していたキャリアを持っているが、93ゴールという結果を残していた」と経歴について触れている。
先日、かつて率いたアルジェリアでは、代表チームの不甲斐ない戦いぶりにサポーターから“ハリルコール”が沸き起こるなど、現場復帰を望む声も浮上してきたハリルホジッチ氏。果たして、かつてプレーしたナントで指揮を執ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)