チェルシー、ファルカオ獲得に異論噴出 「虎というより子猫」
今季の悪夢再び
プレミア王者チェルシーと、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオが移籍で合意したと報じられる中、南米選手権チリ大会の初戦ベネズエラ戦の不振などから、大物FW補強失敗の悪夢再びという声が噴き出している。
英地元紙「デイリー・メール」は「コロンビア代表ストライカー、ラダメル・ファルカオは見掛け倒し」と酷評している。
優勝候補の一角に推されるコロンビアでキャプテンマークを巻く背番号「9」は、初戦で輝くことができなかった。90分間プレーして相手を脅かす場面はほとんどなく、記事では「エル・ティグレ(ファルカオの異名で虎の意味)は子猫以下だ った」とバッサリ。試合も伏兵ベネズエラに0-1で敗れ、スペイン地元紙「マルカ」はファルカオに両軍最低の2点という尋常ではない落第点を与えている。
ファルカオは今季、モナコから期限付き移籍で加入したマンチェスター・ユナイテッドでリーグ4得点と期待外れに終わった。ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は信頼を寄せず、買い取りオプションも行使しなかった。
保有権を有するモナコ復帰の可能性が浮上する中、ファルカオと代理人であるジョルジュ・メンデス氏と関係の深いモウリーニョ監督が今季限りで退団するFWディディエ・ドログバの後釜として獲得に動いていた。
チェルシーとファルカオはすでに合意し、買い取りオプション付きの1年契約とも報じられる中、 今季の悪夢再びとなる可能性が高いという。