ハメスorファルカオ!? W杯対戦国コロンビア、“2大エース体制”を機能させる鍵とは?

ハメスとファルカオのどちらを軸にすべきかをコロンビア紙が独自分析【写真:Getty Images】
ハメスとファルカオのどちらを軸にすべきかをコロンビア紙が独自分析【写真:Getty Images】

ハメスとファルカオのどちらを軸にすべきかをコロンビア紙が独自分析

 日本代表が6月19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で激突するコロンビア代表は、ワールドクラスの実力者を擁する強豪だ。そんな南米の雄に浮上した懸念事項を現地メディアが指摘している。

「ハメス・ロドリゲスか、ファルカオか。どちらを軸にすべきか?」

 こう見出しを取って特集したのは、コロンビア紙「エル・ティエンポ」だった。MFハメス・ロドリゲスは2014年のブラジルW杯で活躍し、今季はドイツの絶対王者バイエルンの司令塔を務めた。一方、「エル・ティグレ」(虎)の異名を持つFWラダメル・ファルカオは前回大会を膝の故障で欠場したエースストライカーで、ASモナコでは今季リーグ5位タイの18ゴールを記録している。

 双方とも世界的なスーパースターだが、“ダブルエース体制”がホセ・ペケルマン監督のジレンマだという。

「アルゼンチンではW杯開幕前に、メッシを中心にいかに周りを固めるかの議論が沸騰している。彼が最高のフットボールを引き出せるように、チームは彼のためにデザインされる。コロンビアではチームの多くはハメス・ロドリゲスとファルカオ・ガルシアに依存している。彼らは最も決定的な選手だ。ロシアでの日本戦を前に、問題となるのはどちらを軸にすることに、比重を置くべきか、だ」

 記事では、このように指摘している。6月1日に行われたエジプトとの親善試合では、決定機こそ作り出したが、決定力不足で0-0のスコアレスドローに終わった。

 ハメスは自由にピッチを動き回った一方で、「キンテーロが途中出場するまで、ファルカオはとても孤立していた」と“サポート不足”を指摘している。

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