コロンビア代表、W杯メンバー平均年齢は27.65歳 初出場ファルカオが主将「ここまで時間がかかった」
合宿参加24名からテシージョが落選 カルドナも23名から外れる
ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本とグループリーグ初戦で激突するコロンビア代表が現地時間4日、合宿地イタリアで登録メンバー23人を発表した。1日のエジプト戦(0-0)を怪我で欠場したDFクリスティアン・サパタ(ACミラン)とMFアベル・アギラール(デポルティボ・カリ)もメンバー入り。前回大会でもレギュラーを務め、同国史上初のベスト8に導いた二人の経験は大きなプラスとなりそうだ。
事前合宿には24人が帯同しており、MFウィリアン・テシージョ(サンタフェ)が落選。また、南米予選全18試合でメンバー入りし、15試合3得点の活躍で左サイドのスタメン有力と目されていたMFエドウィン・カルドナ(ボカ・ジュニアーズ)も、予備登録35人のリストには名を連ねたが、最終メンバーから外れた。カルドナは昨年11月の韓国戦(1-2)で、相手選手に対して両手で目尻を引っ張り、目を細めるようなジェスチャーをし、東洋人への差別的な振る舞いとしてFIFAから5試合の出場停止処分を受けていた。
ブラジルW杯に続く2大会連続の出場となったのは、MFハメス・ロドリゲス(バイエルン)、MFファン・ギジェルモ・クアドラード(ユベントス)ら10人。主将はW杯初出場となるFWラダメル・ファルカオ(ASモナコ)が務める。
コロンビア紙「エル・ティエンポ」は、自身2度目のW杯出場となるMFファン・フェルナンド・キンテーロ(リバープレート)の喜びの声を紹介。25歳の技巧派MFは「2度目のW杯に行けるのはとても嬉しい。この思いをW杯にぶつけたい」と話し、「このチームには質の高い選手たちがいる。たくさんの長所をピッチで出し、試合で責任を果たしたい」と、意気込みを語った。
キンテーロは前回大会でも3試合に出場し、コートジボワール戦ではゴールも決めている。司令塔ハメス・ロドリゲスの相棒として期待されており、「ハメスとは13歳の時から一緒にプレーしているが、互いに信頼しているし、お互いをどう生かすべきかも分かっている」と、自信をのぞかせた。