ブラジル大会への壮行試合となったこの試合の後半ロスタイム、フル出場を果たしたスターリッジに悲劇が起きた。イングランドが決定機を3度外すなどフラストレーションの溜まる試合展開にいら立ったスタンドからホンジュラスゴール側のタッチラインの外に出たエースに、中身の入った缶ビールが投げつけられた。

泡を吹き出しながら飛んできた缶ビールが右胸辺りにまさかの直撃。幸い怪我はなかったようだが、一歩間違えればW杯に影響が出る負傷を負っていた可能性もある。試合はマイアミの雷雨の影響で試合開始22分の時点で中断。一時はスタジアムの電光掲示板で安全面の問題から観客に避難を呼びかける状況になるなど、波乱含みの試合となった。

　缶ビールの直撃を受けたスターリッジのみならず、本大会前哨戦で気持ち良く快勝して、ブラジルに乗り込む腹づもりだったイングランド代表も、後半20分にDFブライアン・ベッケルスが退場となったホンジュラス相手に0－0ドローという残念な結末に終わった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

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