チャン・ヒョンスは20歳の新鋭FWを高く評価「怖い選手になる」

　韓国代表は4日、ロシア・ワールドカップ（W杯）に挑むメンバー23人の背番号を発表し、20歳のFWイ・スンウ（ヴェローナ）が10番に大抜擢された。同胞のJリーガーDFも「自信とスピードが凄い」と新鋭に太鼓判を押している。

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　バルセロナの下部組織で“韓国のメッシ”と呼ばれたイ・スンウは、今季セリエAのヴェローナへ移籍。5月5日のリーグ節36節ACミラン戦（1-4）では待望のプロ初ゴールを決めた。

　5月14日に発表されたロシアW杯予備登録メンバー28人にサプライズ選出されると、28日のホンジュラス戦（2-0）で代表デビュー。続く6月1日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦（1-3）にも出場し、翌日発表された最終メンバー23人にも見事に名を連ねた。

　JリーグのFC東京でプレーし、昨年12月のE-1選手権では韓国代表のキャプテンも務めたチャン・ヒョンスは予備登録メンバー発表後、イ・スンウが抜擢されたことを「サプライズ」と表現していた。

「イ・スンウは将来有望な選手。自信とスピードが凄い。今以上に成長すれば、怖い選手になる。（FC東京で言えば）久保（建英）選手と同じくらい注目度が高い」

　4日に発表された背番号で10番に抜擢され、韓国紙「スポーツソウル」が「エースの象徴はワンダーボーイ、イ・スンウが掲げることになる」と報じるなど、注目度は日に日に増している。20歳の神童がロシアの地で世界への道を切り開くか、期待が高まる。