セリエA王者ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、チェルシーのブラジル代表MFオスカルにラブコールを送った。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。 イタリア人の指揮官は今季セリエA4連覇、コッパ・イタリア優勝、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝と、圧倒的な成績を残した。そして、強化部に対し、今オフに向けた補強リクエストを明らかにした。 「私が背番号10を要求しているのは事実だ。私はオスカルを愛している。彼は欧州の大会でも違いをつくれる選手だ。素晴らしい選手でも欧州の舞台で活躍できるわけでは ないからね」 地元メディアは今季リーグ戦6得点8アシストだったオスカルを、ユベントスがリストアップしていると報じている。そんな中、指揮官は、チェルシーのブラジル人プレーメーカーに対する愛情を明らかにし、司令塔候補として獲得を熱望した。 また、イタリア代表MFピルロの移籍の可能性も浮上している中で、オスカル獲得がかなわない場合の候補者も挙げていた。 「オスカルのことも好きだが、パストーレ(PSG)、ディ・マリア(マンチェスター・ユナイテッド)、イスコ、クロース(レアル・マドリード)も気に入っている」 さらにはアトレチコ・マドリードのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチとも交渉を進めていることも指揮官は明言している。「FWに対する動 きはそこまでない。マンジュキッチ、イグアイン…そこまで多くない。マンジュキッチは攻撃を再編するためにいい要素になると思う。正式な交渉はまだだが、進めたいという欲望が我々にはあるんだ」。アルゼンチン代表FWカルロス・テベス移籍の可能性も浮上し、代わりとなるストライカーの補強にも必死の様子だった。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images