「絶対にピッチに立ちたい」 技巧派MF平川怜が抱く“地元”東京五輪への熱き思い
「東京五輪はFC東京の選手が出場しないといけない」
平川はU-17W杯後の昨年11月、「世界との差を埋めるためにより高いレベルでやる必要がある」との思いで、FC東京とプロ契約を結んだ。トップカテゴリーに上がり、同僚の16歳久保よりも早くJ1リーグデビューを飾るなど、着実にステップアップを続けるなか、見据える次なる目標の一つが2020年の東京五輪だ。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
「今回は日本全体から応援してもらえる大会。そこで結果を出したら、日本中に何かを発信できる。絶対にピッチに立ちたいので、(大会まで)あと2年、まずは一つ上の代表(U-19)に絡んで活躍していきたいです」
東京出身、FC東京に所属する平川が出場すれば、大きな注目を集めることになるだろう。「あまりそういう状況になったことがないので」と苦笑いを浮かべつつも、平川は「相手が誰であろうと緊張はしないので、プレッシャーに強い部分はあると思います」と、静かに自信を覗かせる。
「東京五輪は東京出身の選手がいた方が盛り上がるだろうし、FC東京の選手が出場しないといけないと思っています。将来は海外のビッグクラブで活躍するのが目標。自分も早いうちに挑戦して、ワールドクラスの選手と勝負したい。ただ、クラブで試合に出場できなければ五輪も、海外も道は開けない。怪我から復帰した以上、J1で試合に出たいので、今年がずっとJ3(での戦い)で終わらないように、(リーグ戦の)中断明けからどんどん絡んでいきたいです」
18歳のクールな野心家は、自らが掲げた壮大な目標に向かって邁進し続ける。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)
page1 page2