3失点完敗の韓国代表、問題点を母国メディア分析 エースも危機感「4年前の二の舞に…」

低調なゲームで光明となったのは…

 そんななか、今回のボスニア戦で一つの光明となったのが、MFイ・ジェソン(蔚山現代)のゴールだった。

 スポーツ紙「スポーツソウル」は「イ・ジェソンはボールを扱う能力に長け、周囲を生かすプレーが優れている。ワンタッチプレーで素早く動き、相手の守備を翻弄するスタイルだ」と、本大会でもキーマンになる可能性が高いと報じている。

 いずれにしても韓国は3失点で敗れた現実を受け止め、次の試合に向けて準備を進めていかなければいけない。まずは、守備の組織力を高めることが急務となりそうだ。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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