英雄バルデラマ、後輩のハメスを称賛 「10番は消えた訳じゃない」

コパ・アメリカの主役候補

 元コロンビア代表MFカルロス・バルデラマ氏が、同国代表の後輩であるMFハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)に賛辞を贈っている。スペイン紙「AS」が報じた。
 
 22歳にしてレアル移籍を勝ち取った若きレフティーについて、コロンビアの英雄は「レアル・マドリードでの活躍について、私には何の驚きもなかった。彼はブラジル・ワールドカップ以来、素晴らしいレベルでのプレーを続けていた。彼に必要なのはさらにプレーする時間を得ること、さらに輝くチャンスを与えられることだ」と絶賛した。
 さらに、現在チリで開催されているコパ・アメリカで も主役になるのは、このブラジルW杯得点王だと予想している。「コパ・アメリカで輝くのはハメス、(リオネル・)メッシ、ネイマールのいずれかだろう。ハメスは彼らのレベルに達している」と、スーパースターに並ぶ実力があると主張した。
 そしてバルデラマは“10番”の役割についての見解も明かしている。バルデラマも現役時代はFWのすぐ後ろ、トップ下の位置で攻撃のタクトを振るう攻撃的MFを本職としていたが、現在はかつてのように王様然として振る舞う10番タイプは減り、どんな選手も守備を含めたチームへの貢献が優先されている。
 
「10番の存在は完全に消えた訳ではない。中にはこうした役割を排除しようとする監督もいるが、今でも有効なオプションになる」
 
 かつてバ ルデラマが背負った背番号10はハメスへと受け継がれた。コロンビアは2001年大会以来4大会ぶりの南米王者へ、英雄も賛辞を贈る若きエースの活躍が期待される。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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