ジダン監督に抜擢されてレアルで頭角、ロシアW杯のスペイン代表にも選出

　レアル・マドリードのスペイン代表MFマルコ・アセンシオが、電撃辞任を表明したジネディーヌ・ジダン監督に惜別のメッセージを送った。

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　ジダン監督は5月31日に記者会見を開き、レアルの監督を電撃辞任する表明を行った。2016年1月の就任から9つのタイトルを獲得し、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）3連覇という前人未到の金字塔も打ち立てた。

　スーパースター揃いのレアルにあって、ジダン監督が目を掛けていた若手の一人がアセンシオだった。16年夏にエスパニョールへの期限付き移籍満了でレアルに戻った当時20歳のアタッカーは、ジダン監督の抜擢を受けてリーグ23試合に出場。同年にスペイン代表デビューも果たし、今月開幕のワールドカップ（Ｗ杯）メンバーにも名を連ねている。

　まさに愛弟子と言えるアセンシオは、自身のツイッターを更新して惜別のメッセージを送った。

「あなたが私とチームに対して為したこと全てにありがとうと言いたい。僕にとって、この2シーズン、あなたから教えを受けたことと、ともにタイトルを勝ち取ったことは誇りです。幸運を祈ります」

　アセンシオにとってのジダン監督は、かつてのスーパースターであるというだけでなく、大きな存在だったことを窺わせる内容となっている。

　今や欧州屈指の名将という評価を得たジダン監督により才能を開花させたアセンシオは、Ｗ杯や今後のキャリアで現役時代の恩師に近づくような存在へと成長を遂げることができるだろうか。