今季5大リーグで唯一、レッドカードをもらわなかったクラブとは…

欧州一フェアなチーム

 独ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントは、今季の5大リーグで最もフェアなチームの一つと言えそうだ。英ウェブサイト「Squawka」が興味深いデータを発表した。
 
 今季開幕前に、エースのFWロベルト・レバンドフスキをバイエルンに放出したものの、リーグ2連覇を果たした当時の主力であるMF香川真司がチームに復帰。タイトル奪還に燃えたドルトムントだったが、開幕当初から調子は上がらず、一時は最下位まで順位を落とすなど不振にあえいだ。
 最終的には7位まで巻き返して来季ヨーロッパリーグの出場権を得たが、今季限りで退任となるユルゲン・クロップ 監督のラストイヤーをタイトルで飾ることはできなかった。
 しかし、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)に在籍するクラブの中でドルトムントだけが達成した驚異的な記録がある。それはリーグ戦においてレッドカードを1枚ももらわなかったというもの。
 結果に直結しなければむなしい記録となってしまうのは確かだが、それでもなかなかお目にかかることのできないまさに離れ業と言ってもいいだろう。
 今季のブンデスリーガはバイエルン・ミュンヘンの3連覇で幕を閉じた。来季、トーマス・トゥヘル新監督を迎えるドルムントの逆襲を見ることはできるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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