安藤の魂を継承 第2戦先制弾の鮫島が「アンチのように体を張らないと」

連覇達成の鍵

 大会初戦スイス戦で安藤は体を張って勝ち点3を手にした。大儀見からの浮き球のパスに突進して右足でループシュートを狙い、後れてきた相手GKと激突。勇気あるプレーでPKをもぎ取ったが、この際 に左足首を骨折していた。
 車いす姿でこの試合を観戦した安藤は、試合前のロッカールームで仲間を激励した。治療のために帰国を余儀なくされた安藤は代わりに先発し、決勝点を決めた菅沢とハイタッチし、ハグしてピッチに送り出した。
 前回王者なでしこも2試合連続で薄氷を踏むような勝利が続いている。安藤がスイス戦のワンプレーで残した魂をピッチ上で表現できるかが、連覇という偉業達成の鍵を握っているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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