香川真司の「センス」と本田圭佑の「影響力」 西野監督が“ダブルエース”に託したもの

代表合宿で強く感じた本田の「ストロングな部分」

 西野監督の目にはコンディション不良に映っていた香川だが、「(視察)前後、彼なりに回復して状態が良かったと。たまたま私が行ったその日、それを見ると『これは間に合うかな?』という感じは確かにしました」と、実際には仕上がった状態だったという。

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「10日間のキャンプでも上がってきましたし、昨日(ガーナ戦)も時間を増やしたなかで、最近3カ月のなかでは一番長いパフォーマンス、彼らしいプレーもいくつか見られました」と、納得の上での選出だと強調した。

 香川のメンバー入りについてはメディアでも懐疑的な見方が強まっていたが、「中盤オフェンシブのなかでの彼の独特な感覚、センスは高まっていくのではないかと考えています」と信頼を寄せた。

 また香川と同じく、ハリル体制では一時期代表から外れていた本田もメンバー入りを果たした。西野監督は「コンディションは上がっていますし、彼の影響力、非常にチームにプラスをもたらしてくれている」と、こちらも同じようにチームにおける“存在感”の大きさを強調。「経験値だけでない、彼のストロングな部分はキャンプで強く感じました」とコメントした。

 若手選手の伸びしろや勢いに比べ、よりベテランの経験値が優先された選考という印象が強い23名となった。長く日本代表を牽引してきた香川と本田の“ダブルエース”は再びチームの中心となり、勝利をもたらすことができるのだろうか。

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