「悲惨な夜」と西野J初陣に英紙が厳しい評価 3バックの新布陣は「守備が脆弱」
ガーナに0-2完敗、途中出場の香川は「鋭い動きを見せた」と評価
日本代表は30日の国際親善試合でガーナと対戦し、攻守に良いところなく0-2と敗れた。英紙「デイリー・メール」は、ガーナの二つのゴールによって「西野朗監督にとっての悲惨な夜が決定づけられた」と表現し、西野ジャパンの初陣に厳しい視線を送っている。
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バヒド・ハリルホジッチ監督を解任し、新たに指揮官の座に就いた西野監督の初陣は、これまでとは違いMF長谷部誠をリベロに置く3バックシステムを採用。新たな布陣で試合に臨んだ。
序盤の展開について同紙は、「ウイングバックの長友佑都と原口元気が相手に脅威を与えていたが、最終ラインの3人があまりにも深い位置に下がっていたことで、原口は前半に少なくとも3回はポジションを逸してしまった」と分析。さらに前半8分に直接FKを決められたことで、「西野監督の新しいシステムはディフェンスが脆弱で、短時間で脅威に晒されるなど機能していなかった」と厳しい評価を下した。
FW本田圭佑に対しては「前半で最も得点に近づいたように見えたが、二度のチャンスはGKに防がれ、後半には疲労が見えて交代した」と評価。一方で、後半から投入されたMF香川真司については「ハーフタイム後に投入されると鋭い動きを見せ、日本の攻撃にダイナミックさと創造性をもたらした」と称えられている。
それでも最終的なスコアは0-2で終了。「西野監督にとっては苦しい夜だった。彼が指揮した唯一のゲームは肯定的な意見がほとんどないが、西野監督は木曜日に彼のチームを決定しなければならない」と表現し、ロシア・ワールドカップの登録メンバー23人を決める前日に難しい試合をしてしまったと報じている。
(FOOTBALL ZONE編集部)