西野ジャパン初陣は先発平均年齢「29.5歳」 W杯イヤーの同時期に比べ“最年長軍団”に
“30オーバー”が最年長の川島を筆頭に5人、20代前半が0人という経験値重視の起用
日本代表は30日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた国内壮行試合のガーナ戦で、0-2と完敗を喫した。苦難の船出となった西野ジャパンだが、初陣で起用したスタメンの平均年齢は29.5歳。W杯イヤーの同時期に開催されたゲームにおいては最も高い数字となり、ベテランの経験値を重視した起用となった。
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新生日本代表は3-4-2-1システムを取り入れ、1トップに大迫勇也、2シャドーに本田圭佑と宇佐美貴史を起用。両ウイングバックに原口元気と長友佑都、2ボランチに大島僚太と山口蛍が入り、3バックは長谷部誠を中央に吉田麻也と槙野智章が両脇を固めた。チーム最年長のGK川島永嗣が守護神を任されたスタメンの平均年齢は29.5歳。招集した全26名の平均年齢27.5歳から2歳上がり、30歳の大台目前という数字になった。
これは、過去5大会のW杯イヤーの同時期に行われた試合のスタメン平均年齢と比べても最高値となるものだ。
1998年6月3日 ユーゴスラビア戦(0-1) 平均年齢25.18歳
2002年5月25日 スウェーデン戦(1-1) 平均年齢24.91歳
2006年5月30日 ドイツ戦(2-2) 平均年齢27.91歳
2010年5月24日 韓国戦(0-2) 平均年齢27.91歳
2014年5月27日 キプロス戦(1-0) 平均年齢27.55歳
ガーナ戦の“オーバー30”は川島、長谷部、長友、槙野、本田の5人で、過去5試合と比較して最多。20代前半は2006年と同じく0人だった。
ちなみに、今年4月に電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ前監督が率いた直近の欧州遠征を見ても、マリ戦(1-1)が平均27.27歳、ウクライナ戦(1-2)が平均28.55歳。監督交代によって、数値は1歳アップしている。
5月31日の16時に、いよいよW杯本大会登録メンバー23人が発表されるが、西野監督はベテランの経験値を重視した選考・起用を行うことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)