日本代表がガーナに0-2完敗 3バック新布陣機能せず、3週間後のW杯初戦へ不安残す
後半途中から4バックに移行するなど手を尽くしたが…
後半から西野監督は右サイドのMF原口元気に代えてDF酒井高徳、宇佐美に代えて香川、大迫に代えてFW武藤嘉紀とシステムはそのままに3枚の交代枠を使った。すると開始1分で香川から左サイドに展開した攻撃が逆サイドに流れ、酒井高がつないだボールをMF山口蛍が中央に入れ、武藤がヘディングで狙うというチャンスを作り出した。その後も3分の間に香川がペナルティーエリア内で二度シュートに持ち込むチャンスを作ったが、ゴールにはならなかった。
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しかしその直後、最終ラインの背後に出たボールで長谷部が後手を踏み、飛び出してきた川島は相手FWに先にボールを触られたところを倒してしまいPKの判定。これをFWエマニュエル・ボアテングに冷静に決められ、同6分に0-2とビハインドが広がった。さらに1分後には自陣でボールロストし、パーテイに決定機を献上。これはシュートが枠外に飛んで事なきを得た。
西野監督は同14分に本田に代えて岡崎、山口に代えてMF柴崎岳を投入し、同31分には長谷部に代えてMF井手口陽介を投入して4バックにスイッチした。しかし、ゴール前での際どいシーンは増えず、得点の匂いを感じさせない時間が流れ続けた。
ベンチ入りを含め17選手でこの試合に臨み、大半の選手が2日前、2選手は前日に来日したガーナに対して運動量で優位に立った日本は、ボール保持率を圧倒的に高めたが得点にはつながらなかった。結局、課題が噴出するばかりになる厳しいゲームは、このまま0-2で終了した。
4月7日にバヒド・ハリルホジッチ前監督を解任し、急きょ立ち上がった西野ジャパン。これが初陣とはいえ、3週間後に迫った本大会の初戦コロンビア戦に向けて拭いきれない不安感ばかりを残す国内最終戦になった。