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バイエルンで粛清の嵐 クラブを36年間を支えた理学療法士を解任
クラブの方針と選手の意向にズレも
バイエルン・ミュンヘンで粛清の嵐が吹き荒れている。36年間クラブで理学療法士を務めてきたフレディ・ビンダー氏が、今季限りで解任されることになった。ドイツ地元紙「TZ」が報じている。
長年チームドクターを務めたハンス=ヴィルヘルム・ミュラー・ヴォールファールト氏の退任に続き、メディカル部門を長らく支えてきた2人が名門から去ることになった。
今季はリーグを制したバイエルンだったが、故障者が相次いだ。ラーム、アラバ、ハビ・マルティネス、シュバインシュタイガー、ロッベン、ロベリーと主力が次々に戦線離脱。ヴォールファールト氏は、これまでペップ・グアルディオラ監督と不仲だったと報じられてきた。そして、同氏は退任時、4月15日のUEFAチャンピオンズリーグの敵地FCポルト戦に1-3で惨敗したことへの責任を押し付けられたとも主張した。
しかし、ロッベン、リベリーという両MFは今後もヴォールファルト氏の診断を仰ぎ続けると主張した。ヴォールファールト氏と、ビンダー氏のメディカル部門は選手からの信頼も厚く、クラブの方針と選手の意向に大きなズレが生じている。
一方、バイエルンは「重要な補強は健康維持と診断部門となる。バイエルン・ミュンヘンは更なる投資を行う。トレーニングのコンディションと、特に選手に対するメディカル面の供給を高める。欧州最高基準を維持し続ける」という声明を発表していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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