PSGのカバイェ、プレミア復帰を熱望 「残ってもできることは何もない」

出場機会を求めて新天地へ

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表MFヨハン・カバイェは、移籍を熱望しているようだ。かつてニューカッスル・ユナイテッドでプレーしていた同選手は、プレミアリーグへの復帰を夢見ていると、英地元紙「ガーディアン」が報じた。
 
 29歳のカバイェは、正確なキックを武器にゲームをコントロールするセントラルMF。2013年にPSGへと加入すると、リーグアン2連覇をはじめ、複数のタイトルを獲得した。同選手はリールに所属していた2011年にもエデン・アザール(現チェルシー)らとともにリーグ優勝を経験している。
 
 しかし、実際のところ、カバイェはイタリア代表MFチアゴ・モッタや、MFマルコ・ベラッティ、フランス代表MFブレーズ・マテュイディらタレントのそろう中盤でレギュラーを獲得できずにいる。仏地元紙「レキップ」に対し、「もし残ったとしても、僕にできる事は何もない。状況は何も変わらない」と、悲痛な胸の内も明かしている。
 
 今季はリーグ戦24試合に出場したが、先発起用はわずかに13試合に留まった。来年には母国フランスで欧州選手権(EURO)が開催される。同大会への出場を夢見る司令塔は代表定着のためにも、クラブでの定位置確保を最優先に考えている。
 再度、イングランドでのプレー希望も明かしたカバイェ。経験豊富なMFなだけに、市場に出れば、獲得に手を挙げるクラブは少なくなさそうだが、本人の希望通りの移籍は実現するのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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