W杯出場危機のサラー、“脇固め”ラモスを責めず 関係者証言「彼は怒っていない」
CL決勝での負傷シーンにエジプト国民は怒り心頭
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、26日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝(CL)のレアル・マドリード戦(1-3)で、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスと交錯して倒れた際に左肩を負傷した。ラモスのプレーは、意図的にサラーを負傷させたのではとエジプト国民は怒りに震えているが、本人はそうした感情を持っていないようだ。
アクシデントが起きたのはCL決勝の前半25分、突破を図るサラーとラモスが交錯。ラモスは左腕をサラーの右腕に絡めながら、柔道の“脇固め”のような格好で地面に倒れた。エジプト代表FWは左肩を痛めて悶絶。大舞台で途中交代を余儀なくされた。
サラーの負傷に関しては全治3〜4週間とも言われており、ロシア・ワールドカップ(W杯)欠場の危機にも直面している。
エジプトではラモスが故意的にサラーを負傷させたとして、弁護士が賠償金10億ユーロ(約1267億円)を求めて提訴したという。またSNSなどでは一部ファンがラモスへ死の脅迫メッセージを送るなど、騒動の波紋は大きく広がっている。
しかし、その一方でサラー本人は冷静だという。英紙「デイリー・ミラー」は、リバプールのフィジオ(理学療法士)であるルベン・ポンズ氏のコメントを報じている。
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