「エイバルは“別の乾”を探している」 スペイン紙が後釜候補の日本人選手を列挙
商業的価値も評価 本田、香川、柴崎らのほか元日本代表選手の名前も…
「エイバルは“別のイヌイ”を探している」――。スペイン・バルセロナの地元紙「ムンド・デポルティーボ」が、こんな見出しでエイバルの“日本人戦略”について報じている。今季限りで日本代表MF乾貴士がクラブを退団するが、その後釜として別の日本人選手獲得を狙っているのだという。
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エイバルにとって、乾の退団は様々な面でダメージが大きいようだ。「優れたパフォーマンスとコンスタントに先発するフットボーラーを手放したとともに、クラブはアジア市場の、特に日本における経済的利益を受けていた。その資産を失ってしまったと言える」と、経営面でも乾が大きな“戦力”になっていたことを記している。
それもあって「他の日本人選手でイヌイと入れ替える策がある。乾の退団後、日本における経済的関係を維持できるようにするのでは」と、新たな日本人選手獲得の可能性があり得るのではないか、と見ている。
スペインでプレーする柴崎岳(ヘタフェ)を筆頭に、FW岡崎慎司(レスター)や香川真司(ドルトムント)、本田圭佑(パチューカ)や長谷部誠(フランクフルト)、久保裕也(ヘント)、長友佑都(ガラタサライ)ら日本代表の名前がズラリと並ぶ一方で、内田篤人(鹿島)や中村俊輔(磐田)、小野伸二(札幌)らすでに海外から日本国内に復帰した選手の名前も並んでいる。「エイバルの財政面では明らかに手が届かない選手もいれば、その範囲内の選手もいる」としている。
何はともあれ、乾が残した実績によって、エイバルとしては日本人選手のクオリティーと商業的価値は貴重なものとして捉えているのは間違いない。日本人選手にとってもスペインの“受け入れ先”となれば、両者にとって有益と言えるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)