原口元気、3-4-2-1と二つの適性ポジション 「好きなプレーはできる」と併用歓迎

3-4-2-1システムについて言及した原口【写真:Getty Images】
3-4-2-1システムについて言及した原口【写真:Getty Images】

浦和時代に右ウイングバックとシャドーでプレー

 日本代表FW原口元気は、西野朗監督によって3-4-2-1の新システムが導入されるなかで、二つのポジションでの起用が見込まれる。そうした状況を「両方を考えながら、両方をできるのは良いことだと思う」と前向きに捉えた。

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 原口はそのシステムのなかで、右ウイングバックと2シャドーの一角をかわるがわるプレーしている。前任のバヒド・ハリルホジッチ監督の下では、主にサイドハーフとして起用されてきたが、最終ライン近くまで守備を助け、そこからさらに攻撃に出ていく力強さと運動量を見せてきた。それを技術委員長として見てきた西野監督が3バックを構想した時に、右の攻撃的なウイングバックとして計算するのも自然な流れだったのだろう。原口もまた、このポジションには好印象を語っている。

「僕自身もできると思っているし、良さは出せると思う。何を求められているかは探りながらやっているけど、自分の良さを出そうと思っているし、予想以上にフリーランニングをできたりボールを受けたりできるので、好きなプレーはできると思う。もちろん、サイドハーフより運動量多くしっかりと戻らなければいけないので大変だけど、しっかり走れると思う」

 一方で2シャドーの一角はドイツ移籍をする前に浦和レッズでミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームで務めてきた馴染みのあるポジションでもある。当時の浦和では、MF柏木陽介、FW興梠慎三とのトリオが定番だったが、中央でのコンビネーションに参加するだけでなく、時にサイドへ開いて得意のドリブルでアクセントもつけた。そうした、連携と個の能力を生かすタイミングと機微を把握しているのは強みでもある。

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