焦燥感が漂うDF今野 復調して守備を立て直せるのか!?
「もうちょっと後ろでコントロールできていれば、落ち着かせられたと思う。(出場中に)2失点してしまったし、自分の動きにも納得できていない」
この日は、長年コンビを組んできた吉田麻也とともに先発したが、序盤になす術もなく2失点を喫した。後半14分に交代した定位置を争うライバルのDF森重真人は、同30分にアグレッシブなドリブル突破から本田のゴールを完璧にアシストするなど、アピールに成功した。一方で今野はアメリカ合宿でもG大阪での絶不調を引きずったままのように映る。
長友佑都(インテル)の代わりに、左サイドバックで先発したコスタリカ戦では、その左サイドを再三相手に破られてしまった。
アルベルト・ザッケローニ監督はザンビア戦前日会見で今野をボランチで起用する可能性を示唆していたが、この日は本来のCBで起用した。しかし、万能派どころか、どのポジションでも起用がためらわれるような低調なパフォーマンスが続いてしまっている。
「ビルドアップも、もっとしっかりできたと思うし、まだまだですね」
G大阪でのプレー内容に関わらず、代表では出場機会を手にしてきたが、森重の台頭は目覚ましい。今野は本大会までに復調を遂げられるのか。ザックJAPAN不動の守備の要は正念場を迎えている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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