「ワクワク感」より「覚悟を決めて臨む感じ」 本田の胸に去来する2010年W杯の記憶
「前々回もジタバタしても仕方ないという感じだったんで…」
「ワクワク感かぁ……んー……前々回に気持ちが近いですかね。前回の時の方がワクワクしてましたね。前々回もジタバタしても仕方ないという感じだったんで、覚悟を決めて臨んだという感じだったので、今回も同じですね」
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前々回の10年南アフリカ大会と前回の14年ブラジル大会の違い――それはじつに対照的なものだった。南アフリカW杯では開幕直前に黒星が続き、岡田武史監督とチームには大きな批判が飛んだが、大会直前の戦術変更が実り、ベスト16へと躍進した。一方のブラジルW杯では“自分たちのサッカー”という表現が独り歩きし、期待値からかけ離れた未勝利(1分2敗)でのグループリーグ敗退となった。
W杯での酸いも甘いも知る本田。それだけに、現状は8年前に近いとしたのだろう。ただその10年大会には、カメルーン戦での先制ゴールとデンマーク戦での無回転FKを叩き込み、前評判を吹き飛ばす大活躍を見せたのも事実である。あの時のように「日本にケイスケ・ホンダあり」を示せるのか。その強烈なメンタルで、三たび世界へ挑もうとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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