「ワクワク感」より「覚悟を決めて臨む感じ」 本田の胸に去来する2010年W杯の記憶
自身3度目のW杯出場を狙う本田、現在の心境を語る
日本代表FW本田圭佑は、日本のヒーローとなった2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)でのメンタルに似た状況で、ロシア大会に臨もうとしている。30日の国際親善試合ガーナ戦、そして6月のロシアW杯メンバー23人枠入りをかけて国内合宿に臨んでいるが、28日の練習後に取材に応じた本田は「前々回の覚悟を決めて臨んだという感じ」と、現在の心境を語っている。
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今回の合宿で日本代表は、3-4-2-1の新システムに取り組んでいる。本田に与えられたポジションは2シャドーの右。バヒド・ハリルホジッチ前体制下では4-3-3の右ウイングが主戦場だったが、よりゴール中央に近いポジションに配置されたことで、トレーニングでもゴールを狙う意識を高めている。
「新鮮ですよね。模索中ですけど、どこのポジションでどこにスペースがあるだとか、景色もあまり見慣れてないんでね。新鮮さの中で練習できている。選手同士、近いポジションの人たちも各自でしているし、全体のミーティングもしている。今まで以上に選手たちが積極的に話している印象はありますね」
本田と言えばプレー面以外でも、独特の言語感覚で心境を吐露することが多い。ロシアW杯に出場すれば自身3度目の大舞台となるが、過去2回の心境と比べてどのようなものなのか、ワクワク感はあるのか――。そんな質問が飛ぶと、思案しながらこのように返してきた。
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