香川が2戦連発で逆転勝利に貢献も試合内容を猛省 「0-2の状況はW杯だったら厳しい」

「ゴールは自信になるし、勢いがつく」

 

 コスタリカ戦に続き、2試合連続ゴールを決め、本田の先制PKも自らのプレーで引き寄せたが、「背番号10」は自分のパフォーマンスに納得はしていない。

「今日は、うまく試合に入れなかった。ちょっと集中しきれてなかったところもあった。自分の問題は自分なりに分かっている。そこはしっかりと課題として受け止めてやりたい。この試合のような雰囲気でコートジボワールも入ってくると思う。ゆっくりしたリズムというか。その雰囲気に飲み込まれないようしないといけない。こういう相手と大会前に試合が出来て良かった。こういう相手でも、自分たちのスタイルを貫いて試合に入っていきたい」

 日本はアフリカ独特のリズム、試合運びのテンポ、間合いなどに合わせる部分もあった。グループリーグ初戦でコートジボワールのペースに合わせてしまえば、命取りになるかもしれない。

「ゴールはセンタリングでしたけど、いいボールだったんで。ただ、僕のスタイルじゃないですけど……。この合宿はすごくタフで、疲労も残っていたと思う。移動もあるからしっかりとリカバーもしていきたいし、この1週間しっかり調整したい。このまま(ゴールが取れずに)終わっていたら、すごく悔しいゲームになっていたと思う。ゴールは自信になるし勢いがつく。ただね……。この1週間、しっかりとやりたい」

 修正部分は分かっている。後半33分までプレーすることによって、マンチェスターUで今季鈍った試合勘も徐々に取り戻しつつある。そして、最大のストロングポイントであるゴールという自信をこの2試合のテストマッチで取り戻した「背番号10」は本大会初戦にしっかりと照準を合わせている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

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