遅れてきた怪物がハリルジャパン初招集に一発回答

右足を振り抜き代表初ゴール

 
 
 
 
 ハリルジャパン初招集となったFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が一発回答を見せた。
 
 6月11日の国際親善試合イラク戦で後半21分に香川(ドルトムント)の代わりに原口は途中出場で久々の代表のピッチを踏みしめる。迎えた後半39分。バイタルエリア中央からスピードに乗ったドリブルで右前方へボールを持ち出すと、右足を振り抜く。ボールはゴール左隅に突き刺さった。これが、嬉しい日本代表初ゴールとなった。
 
 バヒド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表時に語った「サイドで起用したいと考えている」という言葉とは裏腹に、この日はトップ下での起用となった。所属のヘルタでは左ウイングとしての起用が続く中、慣れない中央のポジションでも結果を残す力を示した。日本代表の最激戦区である2列目のポジション争いに強烈アピールした格好だ。
 
 中学時代から“怪物”と呼ばれて育ち、宇佐美貴史や柴崎岳は同じプラチナ世代のライバル。下部組織で育ち、周囲に愛された浦和から旅立って1年。ドイツで成長を続ける若者が、飛躍のキッカケを掴もうとしている。
 
 
 
【了】
 
 
 
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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