ハリルジャパン4発快勝で3連勝 W杯予選へ弾み

前半3得点とイラクを圧倒

 日本は序盤から攻勢をかける。前半2分、本田が相手DFのクリアミスを左足でシュート。相手GKがセーブし、右CKのチャンスを迎えた。本田のCKに、フリーのDF酒井宏と槙野が飛び込んだが、ゴールはならなかった。

 その3分後に試合は動いた。MF柴崎のスルーパスに本田がDFラインを巧みに抜け出す。マーカーに並走されながらも左足を振り抜き、ゴール右隅に先制点を決めた。3月27日のチュニジア戦に続くゴールは通算29得点目となった。ラストパスを出した柴崎ら同僚と歓喜の抱擁を交わしたエースの一撃でチームは乗った。

 前半9分には香川の左CKからDF槙野がファーサイドで左足でゴール。追加点を挙げると、前半33分には前線が華麗な連携を見せる。香川のパスから本田を経由し、柴崎が前線に走り込む宇佐美にパス。宇佐美はドリブルでマーカーを引きつけた後、左サイドでフリーになった岡崎にパス。岡崎が左足のシュートでGKの手をはじき、追加点を決めた。3月31日のウズベキスタン戦に続き、2試合連続ゴールは代表通算44ゴール目となった。

 一方、イラクは前半アディショナルタイムにはDF酒井宏のファウルで、ゴール前でFKのチャンスを手にする。FWヒクマトの放ったシュートはゴールをわずかに外れたが、これがイラクのこの試合初シュートとなった。

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