岡崎がザンビア戦で左目上を裂傷し「5針縫った」 逆転勝利にも立ち上がりの劣勢を反省

課題は試合への入り方

 

 前半40分、香川真司のクロスが相手の手に当たる幸運な形のPKで1点返した。後半28分には香川のクロスがそのままゴールに入るというラッキーな面に助けられたが、黒人選手特有のリーチの長さや独特のテンポに猛攻を受ける時間帯が多かった。

「課題は入り方というか…。コーナーキックのところも声を出していたら防げていた。その失点を取り返すのに時間がかかってしまった」と岡崎。前半28分の右コーナーキックからのトリックプレーで2点目を献上してしまったが、この時の注意力とコーチング不足を修正点に挙げていた。

 反面で収穫も多かった。「コンフェデ杯の時のブラジル戦では、ネイマールにいきなり1点取られて自分たちのサッカーができなかった。今日は攻め切って、勝てたのは良かった。途中交代で流れが良くなったのは良かった。特性を持った選手がいるし、みんなが活躍するチームになった。みんながいれば勝てると思う」。

 交代出場で決勝点を決めた大久保嘉人、そのゴールをアシストした青山敏弘らサブも勝利に大きく貢献している。メンバーの固定化が問題視されることも多かったザックジャパンだが、本大会直前にポジション争いが活性化するような展開となったことは躍進の好材料となるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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