チェルシー就任濃厚のナポリ異色監督、愛弟子2選手の獲得に“150億円オファー”要望
アルバニア代表DFヒサイに65億円、ポーランド代表MFジエリンスキに85億円を見込む
今季までイタリア・セリエAのナポリを率いたマウリツィオ・サッリ監督は、来季からイングランド・プレミアリーグのチェルシーを率いることが濃厚になっているという。そして、教え子二人をナポリから連れてくるために1億1500万ユーロ(約150億円)をクラブにリクエストしているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ナポリを率いるサッリ監督は、元銀行員という異色の肩書で、イタリア国内で6部相当チームの監督から指導者としてのキャリアをスタート。ついにはセリエAの名門ナポリを率いるところまでたどり着き、さらにプレミアリーグへと渡ろうとしている。叩き上げの戦術家は、同じイタリア人のアントニオ・コンテ監督からチームを引き継ぐことが濃厚とされるなか、ナポリで信頼を置いていた二人を連れて行きたいとしている。
一人目が、アルバニア代表の右サイドバックであるエルセイド・ヒサイだ。24歳の成長株はサッリ監督がエンポリを率いた頃からの愛弟子。年齢からもまさにサッリ戦術の申し子で、評価も急上昇のヒサイには5000万ユーロ(約65億円)を見込んでいるという。
さらには、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキもリクエストしている模様だ。こちらもエンポリ時代から指導する24歳で、2021年までクラブと契約を残し、さらに昇給を伴う契約延長もクラブから打診されているという。そのジエリンスキには6500万ユーロ(約85億円)での獲得を狙っている。
今季まで率いたナポリに大金を残しつつ、代わりに教え子を連れて行こうというサッリ監督。ナポリではカルロ・アンチェロッティ監督の就任が決まっているが、二人の選手はプレミアへ渡ろうという恩師との移籍か、優勝請負人がやってくるナポリ残留、どちらを選ぶことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)